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小保方晴子・STAP細胞ー物語 ブログトップ
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●366 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]

366  - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語

●●●●JAZZ Music●●●●

   2023  Obokata Haruko

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STAP細胞研究の経緯ー1

 

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●●彼女が歩んだ生命科学への道。●●

 

2023/02/17

●実験を重ねるうちに、Oct4-GFPマウスを用いることによって,最初光っていなかった体細胞がストレスを与えることで光る細胞に変化する現象を捉えることができるようになった。

 

・・・そしてスフェアを形成し、Oct4を発現する細胞も細胞質がとても小さかった。

 

当初は単純にストレスがかかると細胞に変化が起こると考えていたが、さまざまなストレス条件を試みるうちに、

 

細いガラス管の中を通すストレス、浸透圧をかけるストレス、ストレプトリジン0という薬剤に晒すストレスをかけた時に、

・・・Oct4陽性の小さな細胞ができてくる割合が多いことに気がついた。

 

Oct4陽性の小さな細胞が多くできてくるストレスに共通しているのは、細胞膜に損傷が加わりやすいということだ。

 

 ー図

 

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●367 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]

367 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語

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   2023  Obokata Haruko

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STAP細胞研究の経緯ー1

 

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●●彼女が歩んだ生命科学への道。●●

 

●この発見は私に新たな観点からの着想を与えてくれた。

 

幹細胞は細胞質が小さい。幹細胞になる細胞は、細胞質が損傷する。

 

細胞質が外に漏れだすために細胞が小さくなるのだろうか。・・・・

 

通常では、核からの指令によって細胞の運命は決定されていると考えられているが、

 

実は細胞質の中に分化を決定し、その状態を安定させる因子が含まれているのではないだろうか。・・・・

 

体細胞の細胞質の中に細胞の分化状態を維持する因子が含まれていて、幹細胞化は細胞質の減少が鍵なのではないか。

 

 ー図

 

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●368 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]

 

368  - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語

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   2023  Obokata Haruko

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STAP細胞研究の経緯ー1

 

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●●彼女が歩んだ生命科学への道。●●

 

2023/02/18

●盛んに発表が続くエビジェネティック関連の論文を見ていると、エピジェネックスで変化が起きた核内を操作して幹細胞化をする技術は近く開発されるような予感がしたが、

 

この時に浮かんだ細胞質を操作して幹細胞化するというアイデアに私は強く引き付けられていた。

 

 

 ー図

 

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●369 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]

369 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語

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   2023  Obokata Haruko

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STAP細胞研究の経緯ー1

 

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●●彼女が歩んだ生命科学への道。●●

 

●細胞質の中でも特に注目していたのはミトコンドリアと呼ばれる細胞小器官だった。

 

体細胞のミトコンドリアは、ATPというエネルギー伝達体を生み出す代謝経路の役割が代表例として挙げられることが多いが、細胞死や細胞老化にも重要な役割を果たしている。・・・・

 

ES細胞などの多能性幹細胞は

分化した体細胞に比べてミトコンドリアの数が少なく形状さえも異なっている。

 

ミトコンドリアを特異的に染色できる試薬で染色すると、

Oct4陽性になった細胞は

元の細胞に比べてミトコンドリアの量が少なかった。

 

 ー図

 

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●370 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]

370  - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語

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   2023  Obokata Haruko

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STAP細胞研究の経緯ー1

 

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●●彼女が歩んだ生命科学への道。●●

 

2023/02/19

●そこでスフェアに含まれるOct4陽性細胞のミトコンドリアについて、できる限りの情報を集めるための実験に取りかかった。

 

・・・得られた結果を総合すると、体細胞からOct4陽性になった細胞は、ミトコンドリアの状態に変化が起こっていて、

 

その活性は元の体細胞とも、既存のES細胞などの多能性幹細胞とも異なる性質を持っていることが示唆された。

 

ストレス処理後にOct4陽性細胞に変化するまでの過程にはこれまでに報告のない現象が隠されているようだった。

 

この時点ではこれ以上の解析を行うことができなかったが、こうしてストレス処理後の体細胞のOct4陽性細胞への変化過程のメカニズムに迫ることは、私にとって一番の興味対象となった。

 

 ー図

 

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●371 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]

371 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語

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   2023  Obokata Haruko

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STAP細胞研究の経緯ー1

 

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●●彼女が歩んだ生命科学への道。●●

 

●若山研に来てから何週間かが過ぎ、アメリカ大使館から無事にビザが下りた頃、若山先生から

 

「若山研の正式な研究員になりませんか」と思いがけないお誘いを受けた。

 

理研CDBの研究環境は魅力的で、

「Oct4陽性細胞が培養する過程でできてくる」という仮説が証明に近づいていたこともあり、

Oct4-GFPマウスをふんだんに使った実験をさせてくれる環境は他に代えがたいものだった。

 

 

 

 ー図

 

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●372 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]

372  - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語

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   2023  Obokata Haruko

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STAP細胞研究の経緯ー1

 

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●●彼女が歩んだ生命科学への道。●●

 

2023/02/20

●バカンティ先生からのお気持ちもありがたく、若山先生にありのままにメールで報告をした。

 

若山先生からは、「今まで見た学生の中で一番優秀な小保方さんが僕のラボに参加してくれると思って楽しみにしていた僕の方はがっかりです。

 

せめて、少しでも長く僕のところで実験できるような言い訳を考えましょう」と暖かいお返事をいただいた。

 

 

 ー図

 

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●373 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]

373 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語

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   2023  Obokata Haruko

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STAP細胞研究の経緯ー1

 

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●●彼女が歩んだ生命科学への道。●●

 

●ストレス条件を検討していく過程でOct4陽性の細胞塊が観察される頻度はだんだん上がり、

 

Oct4陰性の細胞が陽性に変化するという確証は得られつつあったものの、それ以上の成果を見出すことは難しかった。

 

私は相変わらず細胞がストレスを受けた後の、細胞の変化過程に興味があり、

 

ストレスがかかると間葉系の細胞が上皮様の細胞(接着因子によって細胞塊を形成できる細胞)に変化する現象こそ、

 

いま観察している現象の生物学的な意義が込められているのではないかと考えていた。

 

 

 ー図

 

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●374 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]

374  - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語

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   2023  Obokata Haruko

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STAP細胞研究の経緯ー1

 

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●●彼女が歩んだ生命科学への道。●●

 

2023/02/21

●私の実験系では、ストレス処理後の細胞に待ち受けているのは、細胞死か細胞塊形成だった。

 

・・・・まずは、ストレプトリジン0という薬剤で体細胞の細胞膜に穴をあけた。

 

・・・・失敗を確信したが捨てるにも惜しく、そのまま37℃で20分ATPに晒した後、チューブを遠心機に入れ、

 

遠心分離によって細胞をチューブの底に沈殿させて、ATPの入った緩衝液を取り除いたあと、

 

培養液に細胞を移し培養庫に入れた。

 

それから一週間後、どうなっているだろうか、と観察してみると、そこにはこれまで見たことがないほど明るく緑に光る細胞塊が浮かんでいた。

 

 

 

 ー図

 

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●375 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]

375 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語

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   2023  Obokata Haruko

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STAP細胞研究の経緯ー1

 

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●●彼女が歩んだ生命科学への道。●●

 

●・・・こうしてATPに晒すだけで緑に光る細胞塊の創出が可能になった。

 

確認のために何度も同じ実験を繰り返し行い、強く緑に光る細胞塊が最も多くできた回のATPを添加した緩衝液の㏗は㏗5.7だった。

 

 ー図

 

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