●432 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]
●432 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語
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2023年 Obokata Haruko
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STAP細胞研究の経緯ー1
●●彼女が歩んだ生命科学への道。●●
2023/03/24
●笹井研はさすがに世界一流ラボといった雰囲気で、家族経営的だった若山研とはずいぶんと雰囲気が違った。
・・・・実験機器も充実しており、若山研で行っていた、
Oct4陰性の体細胞がOct4陽性の細胞へと変化し、それらが細胞塊を形成するまでの様子を
顕微鏡カメラで動画撮影したライブイメージングの再現性が、
より解像度が高く撮影できた時は感動し、
若山先生に笹井研まで来ていただき、そのデータを見てもらった。
ー図
●tamatabi20230324
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●433 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]
●433 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語
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2023年 Obokata Haruko
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STAP細胞研究の経緯ー1
●●彼女が歩んだ生命科学への道。●●
●3月11日夜中までかかって一語一句読み直し、ネイチャーへのウェブ投稿を終えた。投稿論文はここまで自分の考えを整理して盛り込めるものだと初めて知った。
アーティクルの責任者はバカンティ先生、
レターの責任者は若山先生のみのはずだったが、
一般的なルールとして出版社に論文投稿を行うのは責任著者であり、投稿を行った著者のもとに出版社からの返事が送られてくる。
今回は、アメリカと山梨という物理的距離と時差も考慮し、ネイチャへの対応を一括して行うために私が対応係として責任著者に加わることになった。
「「 小保方にここまでの責任意識がなければ、他人の責任論文に深入りしなければ、今回の騒動に巻き込まれることがなかった。
彼女は、あまりにも優秀な若者だった。
成果の出せない研究者及び組織に利用されてしまった。」」
ー図
●tamatabi20230324
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●434 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]
●434 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語
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2023年 Obokata Haruko
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STAP細胞研究の経緯ー1
●●彼女が歩んだ生命科学への道。●●
2023/03/25
●・・・ネイチャーからの返事が来た。返事はリバイスだった。
笹井先生は私がいる実験室までとびっきりの笑顔で飛び込んできてくれ、「よかった。よかった」と何度も繰り返した。
ネイチャーからリジェクト以外の返事がきたなんて全く実感が湧かず、なんだか他人事のように感じられたが、笑顔の笹井先生を見ていたら私まで自然と笑顔になれた。
ー図
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●435 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]
●435 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語
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2023年 Obokata Haruko
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STAP細胞研究の経緯ー1
●●彼女が歩んだ生命科学への道。●●
●結局は笹井先生があっという間にレビュワーコメントの論点を読み解き、回答すべき問題点を箇条書きに直された。
・・・・私は箇条書きされた問題点を見ながら、一体どうやって反論した良いのかと考えを巡らせていた。
その後には、丹羽先生にも笹井研まで来ていただき、丹羽先生を交えリバイスの方針を立てるための研究ディスカッションが始まった。
ー図
●tamatabi20230325
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●436 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]
●436 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語
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2023年 Obokata Haruko
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STAP細胞研究の経緯ー1
●●彼女が歩んだ生命科学への道。●●
2023/03/26
●丹羽先生はレビュワーコメントについて、どのような関連論文が発表されていて、どのような実験を追加すれば、レビュワーが求めている以上の回答が得ることができるか、具体的に示してくださった。
一語一句聞き逃すことができない洗練された実験系や知識を与えてくれた。少なくとも私が経験した中では最も有益な研究ディスカッションだった。
笹井先生と丹羽先生は活発に二人で意見交換をしていて、そこで交わされるご意見は私の能力からみてもレビュワーの思考力を完全に凌駕したものであって、これが世界最高レベルの研究力なのだと感動した。
ー図
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●437 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]
●437 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語
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2023年 Obokata Haruko
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STAP細胞研究の経緯ー1
●●彼女が歩んだ生命科学への道。●●
●実のところ、笹井先生と丹羽先生の意見交換の中には私には理解できないレベルの話もふんだんに盛り込まれていて、その場では質問する隙も無かった。
研究ディスカッションのあと、自分の理解が足りていないと思われた点をまとめて、丹羽先生に伺いに丹羽研に行くと、丹羽先生は私の無知にあきれる様子も見せることなく丁寧に追加の説明をしてくださった。
ー図
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●438 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]
●438 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語
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2023年 Obokata Haruko
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STAP細胞研究の経緯ー1
●●彼女が歩んだ生命科学への道。●●
2023/03/27
●・・・・特許についてはこれまで、若山先生を中心に進められていたが、理研とハーバード大の間の特許配分について調整がうまくいっていないなどの連絡が入るようになった。
特許配分について、理研の特許部門が問い合わせても、ハーバード側から返事がなかったこともあったようで、
「ハーバードのやり方はひどいと思います」と若山先生は意見を出していると伺っていたが、
私には何もできず、これも笹井先生が仲介に入って調整が行われることになった。
ー図
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●439 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]
●439 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語
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2023年 Obokata Haruko
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STAP細胞研究の経緯ー1
●●彼女が歩んだ生命科学への道。●●
●オーサーシップとは論文の著者の順番についてのことだ。科学論文は複数の著者がいる場合、何番目に入っているかで、その論文に対する貢献度が示される。
・・・・今回の論文は、アイデアはハーバード大から始まったが、実験は理研で行われたために、皆が別々の立場からオーサーシップの主張を私に訴えてきて、調整できない私は半泣き状態だった。
最終的にはオーサーシップについても笹井先生が仲介に入ることになり、私の知らない間にいろいろなことが決まった。
ー図
●tamatabi20230327
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●440 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]
●440 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語
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2023年 Obokata Haruko
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STAP細胞研究の経緯ー1
●●彼女が歩んだ生命科学への道。●●
2023/03/28
●笹井先生と丹羽先生のコンサルティングを受けながらリバイスと呼ばれる論文の加筆・修正作業は進んだ。
要求されていたリバイス内容は若山先生が作製した幹細胞株に関するものが多く、若山先生が残していった凍結保存された細胞を培養し、リバイス実験を進めた。
その合間にも、STAP細胞からのSTAP幹細胞樹立を試みたが、やはり再現することができなかった。
ー図
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●441 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]
●441 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語
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2023年 Obokata Haruko
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STAP細胞研究の経緯ー1
●●彼女が歩んだ生命科学への道。●●
●2012年6月頃、若山先生から、私が理研でSTAP細胞塊を作製する時に使っている培地とATPを山梨まで送ってほしいと連絡を受けた。
・・・その後、若山先生が私の作った培地で実験をしたところ、
Oct4をとてもよく発現するSTAP細胞塊はできるが、まだ幹細胞株化には至っていないことと、
若山研にいた中国人留学生の元研究員も中国でSTAPの実験をしていて、うまくいっている
と若山先生に連絡が来ていることを知らされた。
ー図
●tamatabi20230328
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