●541 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]
●541 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語
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2023年 Obokata Haruko
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●小保方晴子客員研究員 / 若山照彦先生?●
( 若山照彦研究室/理研CDB )
2023/04
●大和先生に指導されていた通りに30分以上にわたり、これまで進めてきた研究の説明をすると、クローン研究では世界的な権威のある若山先生が、私のような学生の話を、メモを取りながら聞いてくださる。
その謙虚な姿勢に「素晴らしい人だな」と思った。
私からの説明が終わると、大和先生たちといくつか意見交換をした後、若山先生が「やってみましょう」と言ってくれた。
●tamatabi20230801
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●542 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]
●542 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語
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●●●●JAZZ Music●●●●
2023年 Obokata Haruko
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●小保方晴子客員研究員 / 若山照彦先生?●
( 若山照彦研究室/理研CDB )
2023/05
●若山先生との実験は初めてのことばかりだったが、いろいろなことを丁寧に説明し教えてくれた。
顕微鏡下での作業はモニター画面に映して見せてくださった。
拡大されてモニター画面に映る、実際には直径80マイクロメートル程のマウスの卵を初めて見た時には、「スゴクかわいいですね」と素直な感想が口からこぼれ出た。
●tamatabi20230802
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●543 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]
●543 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語
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2023年 Obokata Haruko
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●小保方晴子客員研究員 / 若山照彦先生?●
( 若山照彦研究室/理研CDB )
2023/06
●若山先生は「生殖分野には卵派と精子派がいるけど、僕は卵派なんだ。
毎日見ているけど見飽きることがないよ」と笑顔で答えてくれた。
スフェア細胞からキメラマウス作製のために若山先生が実験に使用してくださったマウスの卵の数は一日60~80個に及んだ。
●tamatabi20230803
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●544 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]
●544 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語
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2023年 Obokata Haruko
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●小保方晴子客員研究員 / 若山照彦先生?●
( 若山照彦研究室/理研CDB )
2023/07
●・・・ふと若山先生が「何か困ったことがあったらいつでも連絡してね」と言ってくださったことが思い出された。
だからといって実験させてくださいとお願いするのはいくらなんでも図々しいと思ったが、やはり実験がしたいという気持ちには敵わなかった。
思い切って「アメリカへ行けるようになるまで実験をさせてください」とお願いメールを出した。
若山先生からの「いつからでもいいですよ」というお返事に、無礼とは知りつつも、いてもたってもいられず、
「明日から行きます」と返信し、旅行鞄にTシャツ4枚とパソコンを詰め込み、翌日の朝4時半、東京駅始発の新幹線を目指して家を出た。
●tamatabi20230804
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●545 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]
●545 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語
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2023年 Obokata Haruko
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●小保方晴子客員研究員 / 若山照彦先生?●
( 若山照彦研究室/理研CDB )
2023/08
●若山研に来てから何週間かが過ぎ、アメリカ大使館から無事にビザが下りた頃、若山先生から
「若山研の正式な研究員になりませんか?」と思いがけないお誘いを受けた。
理研CDBの研究環境はとても魅力的で、「Oct4陽性細胞が培養する過程でできてくる」という仮説が証明に近づいていたこともあり、Oct4-GEFマウスをふんだんに使った実験をさせてくれる環境は他に代えがたいものだった。
●tamatabi20230805
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●546 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]
●546 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語
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2023年 Obokata Haruko
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●小保方晴子客員研究員 / 若山照彦先生?●
( 若山照彦研究室/理研CDB )
2023/09
●バカンティ先生からのお気持ちもありがたく、若山先生にありのままにメールで報告した。
若山先生からは、「今まで見た学生の中で一番優秀な小保方さんが僕のラボに参加してくれると思って楽しみにしていた僕の方ががっかりです。
せめて、少しでも長く僕のところで実験できるような、言い訳を考えましょう。」と、暖かいお返事をいただいた。
●tamatabi20230806
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●547 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]
●547 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語
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2023年 Obokata Haruko
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●小保方晴子客員研究員 / 若山照彦先生?●
( 若山照彦研究室/理研CDB )
2023/10
●大和先生は関西への出張のついでにたびたび理研CDBに来てくださり、若山先生と大和先生と3人で行う研究ディスカッションも行われていた。
たいした成果も出せない実験が続いていたにもかかわらず、若山先生は私のことを、
「これまで見た中で最も優秀なポスドク」と何度も言ってくれて、
このような若山先生の優しさは実験へのやる気を支えてくれていた。・・・
●tamatabi20230807
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●548 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]
●548 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語
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2023年 Obokata Haruko
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●小保方晴子客員研究員 / 若山照彦先生?●
( 若山照彦研究室/理研CDB )
2023/11
●しかし、若山先生のご意見は違っていて、
「 Oct4陽性細胞という多能性を示す細胞が採取できるならば、キメラマウス作製こそが最重要なデータであり、iPS細胞のような無限増殖できる幹細胞ができるかもしれない可能性を追うことを目的とすべきだ」とおっしゃていた。・・・
●tamatabi20230809
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●549 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]
●549 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語
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●●●●JAZZ Music●●●●
2023年 Obokata Haruko
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●小保方晴子客員研究員 / 若山照彦先生?●
( 若山照彦研究室/理研CDB )
2023/12
●2011年10月頃には、ATPに細胞を晒すことが試みた中では最も適したストレス条件であることもわかり、明るく光る細胞塊が観察されるようになっていた。顕微鏡下で見てもらうと、若山先生も
「うん、ちゃんと光っているね」と言ってくださった。
こうして「ちゃんと光る細胞塊」を確認してから、若山先生がキメラマウス作製の実験に力を入れてくださるようになった。
●tamatabi20230809
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●550 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]
●550 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語
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2023年 Obokata Haruko
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●小保方晴子客員研究員 / 若山照彦先生?●
( 若山照彦研究室/理研CDB )
2023/13
●ある日、いつも通りスフェアを渡すと、
「これまではスフェアをバラバラの細胞にしてから初期胚に注入していたが、今日からはマイクロナイフで切って小さくした細胞塊を初期胚に注入してキメラを作ることにした」とおっしゃった。
・・・・毎日、スフェア細胞を培養し観察していた私は、細胞が増える気配すら感じたことがなかったので大変驚いた。
「特殊な手技を使って作製しているから、僕がいなければなかなか再現がとれないよ。世界はなかなか追いついてこられないはず」と
若山先生は笑顔で話していた。
●tamatabi20230810
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