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小保方晴子・STAP細胞ー物語 ブログトップ
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●225 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]

225  - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語

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   2022年  Obokata Haruko

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STAP細胞研究の経緯ー1

「小保方晴子の言葉・感謝」

 

●毎回の大和先生との「研究ディスカッション」は、当時の私のカレンダーの中で最も重要な日だった。

 

自分の研究を発表し、指摘や助言を受けるだけでなく、他のメンバーの発表を聞くことで、新たな知識を吸収できる貴重な時間でもあった。

 

 

ー図

 

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●226 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]

226  - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語

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   2022年  Obokata Haruko

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STAP細胞研究の経緯ー1

「小保方晴子の言葉・感謝」

 

●最初の論文発表の機会を与えられたのは、修士2年の桜が咲く頃だった。

 

初めて経験する、自分が研究して発見、理解したことを読み手に伝わるようにまとめる作業はとても難しいと感じた。

 

 ー図

 

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●227 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]

227  - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語

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   2022年  Obokata Haruko

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STAP細胞研究の経緯ー1

「小保方晴子の言葉・感謝」

 

●ヒツジでの苦労を参考に、培養皿はインサートを用いて、

 

培養液の添加因子の種類や量を変更したり、培養時の細胞の濃度を検討しなおすなどの工夫を加え、何度か培養を試みると、

 

大人のマウスの表皮細胞も培養できるようになった。

 

誰に頼まれた実験でもなかったのだが、ひょっとしたら私の研究成果の中では最も大きな発見だったのかもしれない。

 

ー図

 

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●228 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]

228  - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語

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   2022年  Obokata Haruko

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STAP細胞研究の経緯ー1

「小保方晴子の言葉・感謝」

 

●それからしばらくすると、彼らの研究室の教授自ら、私のもとを訪ねてくれて、丁寧にお礼を述べてくれた上に、一緒に培養されたマウスの表皮細胞を観察して、さまざまな意見を求められた。

 

楽しそうに顕微鏡を覗く教授の姿は、どんなに偉くなっても尽きない研究への興味を体現しているようでとても印象的だった。

 

 ー図

 

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●229 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]

229  - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語

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   2022年  Obokata Haruko

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STAP細胞研究の経緯ー1

「小保方晴子の言葉・感謝」

 

●この重厚な雰囲気の部屋に入ると、普段は陽気な研究室のメンバーもキリっとした表情に切り換わる。

 

一人ひとり順番に、今、何を目的として、どんな実験をしているのか、どんな結果を得ているのかを説明するのが恒例だ。

 

自分の番が近づくにつれて高まる緊張感は、今も忘れることができない。

 

ー図

 

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●230 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]

230  - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語

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   2022年  Obokata Haruko

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STAP細胞研究の経緯ー1

「小保方晴子の言葉・感謝」

 

●まだ近代的な解析技術が確立されていない時代の「現象の観察」のみから書かれた論文は、

 

研究者の自由な発想がそのまま記述されていて、

その洞察の深さに強く感化された。

 

 ー図

 

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●231 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]

231  - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語

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   2022年  Obokata Haruko

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STAP細胞研究の経緯ー1

「小保方晴子の言葉・感謝」

 

●観察された現象の不思議さと自然の法則とのつながりを広い視野でとらえた数多くの論文に触れることができ、

 

古い文献を読み込むうちに、

凝り固まっていた自分の思考が解放されていくのを感じた。

 

 

ー図

 

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●232 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]

232  - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語

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   2022年  Obokata Haruko

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STAP細胞研究の経緯ー1

「小保方晴子の言葉・感謝」

 

●2008年までの間、どんな考えが発表され、学術界で流行の潮流を作っていったのか、その間どのような学説が間引かれていったのか、

 

一日に20報以上の論文を読み、新しい知識を入れ、自分なりの考えをまとめる作業は楽しく、時間を忘れるほどだった。

 

何より、科学の根本にある自然の法則にもとづく研究者の発想の自由さ深遠さに触れることができたことは貴重な経験だった。

 

 ー図

 

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●233 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]

233  - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語

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   2022年  Obokata Haruko

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STAP細胞研究の経緯ー1

「小保方晴子の言葉・感謝」

 

●数多くのスフェアを解析し、最初にスフェアからOct4の遺伝子発現を確認したのは夜中の2時をまわった頃だった。心臓が高鳴った。

 

しかし、それは予想通りの結果が出たことへの喜びではなく、細胞のふるまいの自由さに魅了されてのことだったように思う。

 

丁寧に写真を撮り、ゲルは普通ならすぐに捨ててしまうのに、今回は捨てられず、ラップに包み冷蔵庫にしまった。

 

 

ー図

 

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●234 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]

234  - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語

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   2022年  Obokata Haruko

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STAP細胞研究の経緯ー1

「小保方晴子の言葉・感謝」

 

●ダウンのコートとムートンブーツを着込み、外に出て思い切り空気を吸った。肺まで凍りそうに空気は冷たかった。

 

雪が積もり、足元が凍りついていた。とても寒いはずなのだが体の芯は熱かった。人気のない道を歩く。

 

クーリッジコーナーの時計塔を見上げると夜中の時間を指していた。時間が止まったようでしばし足を止めた。

 

今日の日は忘れられない。この空気の冷たさも体の熱さも、時計塔も忘れることができないと思った。

 

 ー図

 

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