●404 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]
●404 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語
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2023年 Obokata Haruko
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STAP細胞研究の経緯ー1
●●彼女が歩んだ生命科学への道。●●
2023/03/09
●こうして、若山先生は
STAP細胞から、ES細胞様の幹細胞株と、
キメラマウスを作製した時にSTAP細胞と同様に胎児と胎盤を形成することができる性質を持ったF1幹細胞株の
2種類の幹細胞株の樹立に成功された。
そのため幹細胞株の論文には,このF1幹細胞株化についてのデータも追加するように若山先生から指示が出され、
実験と論文の執筆は進められた。
ー図
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●405 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]
●405 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語
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2023年 Obokata Haruko
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STAP細胞研究の経緯ー1
●●彼女が歩んだ生命科学への道。●●
●私は若山先生が作製したキメラマウスなど論文の主題となる実験結果の補佐となる細胞の遺伝子解析などを任されていたが、
解析に用いる幹細胞は
培養を担当していた若山先生から受け取り実験を行うようになっていた。
実験に使用するマウスは若山先生から渡され、
私が作製したスフェアは、若山先生が計画した他の研究員が進める実験にほぼすべて使用され、
自身で解析などを進めることができない時期も続いた。
ー図
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●406 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]
●406 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語
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2023年 Obokata Haruko
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STAP細胞研究の経緯ー1
●●彼女が歩んだ生命科学への道。●●
2023/03/10
●理系の研究室は典型的なトップダウン形式の組織であり、研究室の主宰者PIは研究室内で絶対的な権力を持つことが多い。
PIが各自の研究室の研究テーマを決定し、各研究室から出される発表内容は、どんなに若手が貢献しようとも、その成果の栄誉はその研究室のPIのものだ。
・・・もちろん、PIは自分の遂行したい研究テーマを実行してくれるであろう興味と能力を持った研究員を採用する。
研究員の研究内容はPIによって決められるため、誰もが希望の研究ができるとは限らない。
ー図
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●407 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]
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2023年 Obokata Haruko
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STAP細胞研究の経緯ー1
●●彼女が歩んだ生命科学への道。●●
●研究に対する主体性は若山先生へと移り、研究の方向性は私の思いとはどんどんかけ離れていってしまったが、
お世話になっている若山先生の希望に沿いたい気持ちも強くあった。
幹細胞株化の論文だけは、当時すでに投稿中だったスフェアの性質を示した論文とは独立した形で若山先生の希望通りに仕上げようと決めた。
「「 この小保方の優しさを理研の関係者は利用する。」」
ー図
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●406 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]
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2023年 Obokata Haruko
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STAP細胞研究の経緯ー1
●●彼女が歩んだ生命科学への道。●●
2023/03/11
●2012年8月になると、
若山先生は幹細胞株化の特許申請の手続きを開始された。
若山先生はのちに「STAP幹細胞」と名前がつけられる、
増殖性の低いスフェアから増殖するように変化させた幹細胞株化の仕事は若山研の研究成果であり、
アメリカの研究室には何ら権利はないと主張していた。
実際に、若山先生は、若山先生自身に51%、私に39%、バカンティ先生と小島先生に5%ずつの特許配分を理研の特許部門に提案した。
ー図
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●407 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]
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2023年 Obokata Haruko
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STAP細胞研究の経緯ー1
●●彼女が歩んだ生命科学への道。●●
●・・・当時の理研の特許部門の担当者に若山先生から送られたメールの中には、
「若山研のラボのメンバーはスフェアの作製も細胞株化もまあまあできる」
「いつでも再現できる」
「iPS細胞よりもすごいものを作った」
などと記されていた。
この頃には特許申請の範囲を広げるためか、
子ラットを若山先生から突然わたされ細胞株の作製を急がされるなど、
強引さが加速していくようだった。
ー図
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●408 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]
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2023年 Obokata Haruko
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STAP細胞研究の経緯ー1
●●彼女が歩んだ生命科学への道。●●
2023/03/12
●春から投稿を続けていたスフェア細胞の論文は、残る最後の三大誌であるサイエンスからも、レビュワーにはまわるものの2012年8月21日には不採決の連絡が届けられた。
若山先生から、
「一度不採択になった論文は通常もう一度投稿することができないが、幹細胞株化の論文と同時に投稿すれば、再考されると思う。
三大誌3つのレビュワーコメントの中で、ネイチャからのコメントが一番やさしいので、・・・・2報同時投稿しよう」
と提案され、・・・・レビュワーコメントに対する反論を用意するように指示された。
ー図
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●409 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]
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2023年 Obokata Haruko
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STAP細胞研究の経緯ー1
●●彼女が歩んだ生命科学への道。●●
●2012年10月、iPS細胞のノーベル賞受賞の発表があった。
若山先生はクローン技術を用いた体細胞の初期化の研究をされていたので、
同じ体細胞の初期化の研究がノーベル賞に選ばれたことは、若山研のメンバーにとって少なからず衝撃だった。
ー図
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●410 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]
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2023年 Obokata Haruko
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STAP細胞研究の経緯ー1
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2023/03/13
●お世話になっている若山先生のために幹細胞株化の論文は仕上げなければと思ってはいたものの、
自分では再現できない研究の発表を急がされていることへの不安は払拭できずにいた。
2012年10月頃、論文の共著の先生たちに、
「若山先生に幹細胞株化の論文を急がされているが、
自分では再現ができず不安である。
もっと検証すべきだと思う」
と素直に不安を打ち明けた。
幹細胞株の樹立に関して私の手でできないことは、
若山先生と私との間に手技の大きな差があるためという若山先生の説明には反論ができなかった。
しかし、なによりも不安に思っていたことは、
若山先生の実験にはコントロール実験と呼ばれる対比のための実験が行われていなかったことだった。
ー図
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●411 - 小保方晴子のSTAP細胞騒動・物語 [小保方晴子・STAP細胞ー物語]
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2023年 Obokata Haruko
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STAP細胞研究の経緯ー1
●●彼女が歩んだ生命科学への道。●●
●・・・共著の先生たちは「それは注意した方が良い」と意見を交わした。
しかし、実験が天才的にうまく、お世話になっている若山先生に、
「もっと検証してください」
「実験にコントロールを取ってください」
などと言うことは、私も含め誰もできなかった。
「「多くの理研関係者は、再現性がないことを理解していたが、小保方に論文の仕上げを期待した。」」
ー図
●tamatabi20230313
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